光へ

 7月30日0時ちょうど、Twitterとこのブログにお誕生日に関する記事を上げて、Twitterに並ぶすきなひとを祝う言葉にたくさんのしあわせを感じて。そろそろ寝ようかとしたときに目に入ってきた単独主演舞台の記事。嬉しくて思わず涙が溢れた。

 11月なんてまだまだ遠いと思っていたのに、暑さも過ぎ去って、なにか一枚羽織るものが無ければ肌寒いくらいになってきた。チケットも手元に届いて、街や東京の主要駅には大きな看板も設置されて、雑誌の表紙も飾って、今更ながら今回のことはすべて夢ではなく、現実に起きていることだとわかったし、ようやく実感が沸いてきた。

 

 Jr.時代から見てきて、その笑顔の裏では何を考えているのだろうとかなかなか自分のことを話してくれないことに、もやもやとすることもあった。いつだって本当のところが掴めない。でも、今回の舞台にあたっての意気込みや想いを語るインタビューから、たくさんのことを考えて、たくさんのことを感じて、今回の舞台のステージに立つことをとても楽しみにしていることが伝わってきてすごくすごく嬉しかった。

 掴めないのは当たり前なのだと思う。だって、同じ世界に生きているけど、いつも何かの媒体を挟んで見ているのだから。近しい人にならすぐに電話で、メールで、LINEで話を聞いて気持ちをわかりあえるけれど直接的に触れ合うことはない。わたしは相手を知っているけど、相手はわたしのなにも知らない。もちろんそれでいい。それがアイドルとファンの関係。でも、知りたいからテレビを見て、ラジオを聞いて、雑誌を読んで、コンサートや舞台を観に行く。わからないところは想像で補う。その想像が、本人の言葉で答え合わせが出来たときがいちばん嬉しい。最近、それが出来ることが多くてすごくしあわせ。 

 

 

 深作監督が雑誌で

ずっと閉ざされた世界だったのが、最後にひと筋の光が見える。それを放つのがオスカーなので、小瀧君の持っている光が頼り

と仰っていた。わたしにとっても希望の光。もっと大きくなって、もっと眩く、もっと強く、もっと多くのものや場所やひとを照らしていってほしい。この光のおかげで、わたし、毎日がんばれているよ。

 

 わたしは、うまい例えもできないし、ボキャブラリーも多くない。だけど、シンプルに、すきで、すきだから応援している。すきだから、この舞台に真ん中で、主役で、座長として、立つ姿が楽しみで仕方ない。「ペンライトすきやねん」の言葉を聞いてから、すきなひとのすきなものの一部になって恩返ししていこうと決めてきた。今回はペンライトが持てないから、精一杯の拍手でお礼を伝えてこようと思う。

 

いつだって、伝えたいのは「ありがとう」。MORSEが開幕するまでもうちょっと。きっと、ずっと忘れられない一か月になる。