(小瀧望篇)Myojo 10000字インタビューを読んで。

 今月のMyojo、10000字インタビューはのぞむさんです。

Myojo (ミョウジョウ) 2014年 12月号 [雑誌]

Myojo (ミョウジョウ) 2014年 12月号 [雑誌]

 

自慢じゃないけどわたしは雑誌にめちゃくちゃ疎い。買い逃しなんてしょっちゅうだし、一回も手にしないで終わることがザラ。写真もテキストも見ないまま次の号へ…割と毎回そんな感じ。でも今回は絶対に買い逃してはいけない。だから定期購読はじめました、という余談。そんなわけで発売日より1日早く我が家に届いたMyojo。

泣いて読めないかなと思ってたけど、うん、すごく冷静に読めました。

 

わたしはずっとのぞむさんの本音が知りたかった。わたしがだいすきなその笑顔の裏ではなにを考えているんだろう、ってずっと思ってた。照れくさいのかなんなのか他のメンバーが真面目にコメントしているときも、のぞむさんだけ冗談の方向へ持っていってしまったり、他にも、最近で言えばなにわ侍の最後の挨拶はテンプレ化してしまっていたり、いつもいつも本心が見えなくてヤキモキしてた。

だから、ずっとデビューしたいのかも疑問だった。たまに雑誌で言ってたけど本心なのかな、ってそればっかり考えてた。わたしは居てほしいけど、ステージに立ち続けてほしいけど、本人がそうではないなら、ファンのエゴを押し付けるくらいなら、「小瀧望」の人生は一度きりしかないのだから、すきなように生きてほしいと思ってた。本当はいやだけど。でも、そう本人が望むのなら。

 

2013年12月31日、わたしは東京ドームに居た。ここ何年か毎年カウコンに参加してて、エイトが紅白出るようになってからは家で新年を迎えてたけど、友人が同行者決めないまま2枚で申し込んで当選したから…って急遽誘ってくれたこの間のカウントダウンコンサート。

見学席にいたのぞむさんはすごくそわそわしてた。いつもと様子が違った。自分から周りに座っているメンバーに話しかけることはなくて、股の間に挟んだ段ボールを時々じっと見つめて、周りが立ち上がって手を振り上げて盛り上がっているのにのぞむさんだけ手はお膝の上。♩ええじゃないかが始まる前に、静かに段ボールから紙を取り出して、見学席を飛び出したのぞむさん。それ以降はあまり記憶がないんだけど、周りのメンバーに体をバンバン叩かれて(おめでとうだか頑張れよだか言われてたのかな)退席するときオトナの人に段ボールを渡して、一礼して出ていったのだけは覚えてる。

すごく酷いことを言うけど、そこからあけおめコンまでわたしは他のメンバーのことを考える余裕とか全然なくて、のぞむさんの人生はこれでいいのか、ってずっと考えてた。デビューしたかったのか?これからも芸能界に居続けて、やっていくのか?本当にそればっか。酷いよね。あけおめコンでグッズに並んでるときに見ず知らずの人に言われた「7WESTこれで最後ですもんね」。この言葉でようやくそのときの状況が見えてきた。遅いね、本当に遅いね…酷いし、情けない。でも、のぞむさんだけが、4人だけが、良ければよかったと思ったことは一度もないよ。本当に。

 

今回の10000字を読んで、

何度かデビューへの希望があったことを知った。それが何度も無くなってるからこそ、デビューは簡単じゃないし、軽々しく口に出せることじゃないんだなって理解できた。強く願えば願うほど周りにも誰にも言えないことってあるよな、って。

それから、ご家族からの愛情とその温かさ、同級生とのエピソード。本当に多くの人に愛される人だなと思ったし、たくさんの愛情を注がれて、それと同じように周りに笑顔とか愛情を注げるのは本当に誰にも負けない大きな魅力だなと思う。

小6から、まだ働かなくていい年齢から、芸能界という特殊で大きな世界に入って、仲間が増えたり、減ったり。時には家族にもメンバーにも言えない悩みを抱えながら、それでもステージに立ち続けた。強い。実際に経験してないから、その苦しさなんてわからないけど、でも、強い。それから、言葉のひとつひとつから感じるけど、すごく優しい人。優しすぎて、逆に心配になるくらい。

わたしが想像してた「小瀧望」像は間違ってなかった。

 

「すき」というその一心で、コンサートでも舞台でもなんでも瞬きするのも惜しいくらいに観てるし、がんばって発信されるものを逃さないようにはしてるけど(雑誌疎いくせにね!!!)、すべてを理解することなんて出来ないし、気持ちだって、環境だって、日々変化していく。今回のインタビューでまたのぞむさんのことを知れた気がする。すべてを汲み取れなくても、少しでいいや。すべてを理解したら逆につまらなくなりそう。知らないことを知りたいと思うから、人って興味を持つんだろうね。

 

わたしは事務所入所と同時にのぞむさんをすきになったわけではないし、ときに、昔の話をされてもわからないこともあって、それがたまに悔しいときもあるけど、それでも今現在ののぞむさんを観れることがしあわせだなと思います。今回みたいに、過去のことも、今のことも両方知れるのはのぞむさんが活躍してくれるからだし、のぞむさんをすきになったことで出会えた友人がたくさんいるからです。本当にしあわせです。

 

“If you can dream it,you can do it.”

いつか、ドームに7人で立つときが来た日、揺れるペンライトの波のひとつになりたい。

「ペンライト綺麗やなあ、俺ペンライトほんますきやねん。」