ハローハロー
こんにちは。Hallå!
こちらはニッポンのトーキョー。
ニッポンって、トーキョーって、わかるかな。エリの家のテーブルの上にトーキョータワーに似た置物があったから、もしかしたらエリは知ってるかも。
トーキョーは、ついこの間まで暑かったのに急に寒くなってきたよ。
でも、オスカーがいたブラッケベリのほうが格段に寒いと思う。だから、オスカーからしたらトーキョーは全然寒くないって怒られちゃうかもしれないね。だってこちらには滅多に雪は降らないし、人工的に作られたリンクが無ければスケートも出来ないから。
ねえ、オスカー、
あのね、突然だけどね、わたし、すきなひとがいるんだ。
すきっていっても、ラブではなくて、ライクでもなくて、うーん。難しいけれど。とにかく、すきなひとがいるんだ。
その人はね、オスカーに背格好がよく似てる。
なかなか心の奥の方を覗かせてくれないの。でもある日、ゆっくりぽつりぽつり話してくれるんだ。
知らなかったよ、狭いところが苦手なんて。詳しいことはわからないけど、いくら透明でも、完全密閉じゃなくても、閉じ込められて、更に、水の中に潜り続けるなんてすごいよね。それがお仕事だとしても。元々血だって苦手なのに。それと向き合うなんてすごい。強いよね。
それからね、すごく優しい話し方をする。オスカーみたいに、まぁるくやわらかく喋るからすごいなって思ってたのにそれ以上に優しく喋る。相手に聞き取りやすく、丁寧に。こんなに優しくしゃべることが出来るんだって新しく知れたときは嬉しかった。まだまだ知らないところが、たくさんあるんだって。
そうだなあ、ラブでも、ライクでもないこの感情に近いのはトラストかも。信頼。このひとなら大丈夫。そう思えるんだよね。
ああ、オスカーに最後に会ってからもう1年経つね。
元気にしてる?
オスカーとエリのふたりがしあわせだったらいいなあって、いつも心から願ってるよ。
オスカー自身も、時間も、どんどん先に進んでいってるのにわたしはなかなか前に進めてない。その証拠に、ほら、今回みたいに届くかもわからない想いを綴っちゃうし、今でもオスカーの面影とか存在したという証を探してる。でもきっと、これからもずっと探し続ける。それだけオスカーが大事だよ。だいすきだよ。
わたしがいちばんすきだったオスカーは、エリが居なくなって、涙が止まらなくて、エリとの思い出のひとつの、あのお菓子屋に向かいながら、ゆっくり右手で左腕をさするところ。
急に光が射して(エリは決して迎えることが出来ない「明るいとき」が来て)、それを遮るように手をかざして、でも光は強くて眩しさを捉えて、辺りは明るいのに、エリが居ない暗い世界がまた始まってしまう、悲しいけれどその儚さとそのときの表情がすきだった。
ずっとずっと、あの1ヶ月を忘れたくないよ。それでも記憶は薄れてしまうものだからアウトプットをたくさんして、いつまでも色鮮やかなものにしておきたい。だからこれからも時々思い返すことを、許してね。
オスカー、また会えますように。
そのときまでどうかお元気で。
ばいばい。
おやすみ。
だいすきで、大切なオスカーへ。
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溺れるナイフ
映画を観て、思いついたことをそのまま並べて行くので見当違いなことがあっても許してほしい。
コウちゃんも夏芽もカナも変わっていってしまう中、大友は普通のひとだった。それが救いだった。わたしのなかでは、とても。
人生を振り返ってみた時、中学から高校の6年間はターニングポイントの連続だと思う。人間関係も変わる。多感な時期になり、環境が・周りが、人を変えて行く。人格が形成されていくのにかなり影響を与える時だとわたしは思う。
例えば
夏芽は大都会から田舎に行く。夏芽はいつまで経ってもあの街に染まれない。モデルをやっていたから、夏芽はどこまでもいつまでも有名人だ。付きまとう。
コウちゃんはあの街しか知らない。白くて、まるで神さんのように眩しいコウちゃんは浮雲町の名家・代々続く長谷川家の子だ。いつまでも縛られて抜け出せない。こちらもまた、付きまとう。途中道を外れて白から違う色に染まろうとするコウちゃん。染まれない。
カナもまた、あの街しか知らない。出会った頃はお下げ髪で眉もふさふさで初々しくて芋くさくて夏芽をキラキラとした目で見るカナも高校で変わる。別人のように。
3人が目まぐるしく変わる中、大友だけが変わらない。もちろん全く変わっていないわけではないのだけど。言葉でなんて表せばいいのだろう。ただ、大友の存在で救われたんだ。大友が居たからこの話を飲み込めたんだ。
大友は優しくて臆病で勇敢だ。「友達」を繰り返すのは自衛で、夏芽を傷つけたくない・でも自分のものにしたい・「友達」という立場で傷つかずに近くにいたい、そんな想いがあるんじゃないかな。きっかけはペディキュア、でもそんなのただのきっかけにすぎなくて、なんだってよかった。少しずつ顔を近づけたら整えた眉毛を夏芽が笑ってくれて、コウではなくても自分が笑わせることができた。「俺が笑わせちゃるけん」「頑張らして」一瞬のキスは芽生えた自信と誓いのキスだよ。
でも大友は夏芽の神さんにはなれなかった。
夏芽は特別視されたくなかったのだと思う。大都会からきた美少女、町の人はみなその決まりのフィルターを通して夏芽のことを見る。大友だけは「アンニュイ美少女」「おしゃれさん」と、似ているけど似ていない、少し違った目線で見つめる。夏芽を笑わせたくて、その一心で、自分の本音を深く深く鎮める。「俺ら東京さ行ぐだ」の間だけ出せた本当の自分の想い。交錯する。悲しさと、優しさと、笑わなきゃという気持ちが。
きっと大友はこれから先ずっと神さんという存在を持たない。それがいいよ。まっすぐな大友は何も縛られずに大切な人のために生きてほしい。
ただただ「楽しい」「悲しい」で終わる映画ではなかった。深くて、重い。
わたしにとって、大友だけが、感情移入できる相手だった。それを誰が演じようと。画面いっぱいの苦しみの水と、揺らぐ青。そこに現れる救いの椿の赤。沈みそうになる自分を救いあげてくれたのは、それだった。
良かった。
仕事を終え、昼休憩ぶりにiPhoneの電源を入れる。友人からLINEが来ていた。ああ、そうだ、今日は水曜日だ。曜日感覚がない。
電車に乗る。第一次帰宅ラッシュを過ぎたからか疎らに席は空いている。一番端に座った。落ち着く。右の壁に凭れかかる。
一番に読みたい気持ちを抑えて、上から順番に読んでいく。
0時になった瞬間、メンバーに祝われたことを知る。良かった。彼のいないところで、彼の話題が出て、彼の心配をしてくれるひとがいる。周りに安心できるオトナがいる。良かった。愛してくれるメンバーがいる。良かった。20歳の誕生日を迎えてからまだ4日。「相方」とふたりでごはんに行ったことを知る。良かった。知る限り今年の誕生日を迎えるのをいちばん楽しみにしてくれてたひと。良かった。
最後のページを開く。読む。心臓が、血管が、脳が、全身がドクドクいう。苦しくなった。
良かった。
すきになってから今日まで、一瞬も間違ってなかった。
わたしはアイドルは嘘をつく生き物だと思っている。語弊があるかもしれないけど、嘘をついて、うまく嘘をついて、ファンはそれに夢見て、酔って、全部わかった上ですきでいると思っている。少なくてもわたしはそうだ。捻くれていると思われてもいい。だから、何か厚く塗り固められた鎧のようなものをアイドルはみんな纏っていると思っている。でも、ずっとそう思っていたのに、彼の言葉とか、仕草とか、行動とかがその考えを覆してくる。信じたくなる。ひとつひとつの言葉から滲み出るその人間性を。間違っていない、ありのままの姿を。
年下・最年少というポジションはすごく柔らかくて、温かいところだと思う。それは間違い無いんだけど、わたしはそのポジションに留まってほしくなかった。もっと自分の意見を言えばいいのに、とかもっと自分の言葉で話せばいいのに、とか、何度も何度も思った。口数は多いのに自分のことを話さない。でも、きっと自分でそれを理解しているし、甘え上手だけれど、何かを悟られた上で甘やかされたくないのだと思う。彼の周りにはたくさんのひとがいるのに、時に独りで何度も抱え込んだり塞ぎ込んだりしたこともあると思う。不器用だ。あんなに明るく見えるのに。でも、その経験をバネにして前に進んでいる。突き進んでいる。見習わなくてはならないところが山ほどある。気づかされることもたくさんある。
不器用な彼が紡いだ言葉。あたたかくて、やさしくて、すごく愛しい。
良かった。彼のファンになって。
いちばんに伝えてくれた言葉が「ありがとう」
シンプルだけど、だからこそ伝わってくる、きみのやさしさ。
良かった。
混み合ってくる車内に紛れて、少し泣いた。
(2016.8.3のなにわぶ誌を読んで。)
20歳のきみへ
夏はキライだ。
でも、きみが生まれた季節。
空のようにさわやかな君は7月生まれ。
小瀧望くん、20歳のお誕生日おめでとうございます。
やっと20歳、もう20歳。すきになったあのときからあっという間に時が過ぎた。入学したばかりだと思っていた高校も卒業してしまった。デビューもした。仕事量も増えた。社会人になった。目まぐるしく環境が変わっていった。わたしもおとなになった。
▼
19歳の1年は今までで1番といっても過言ではないほどいろんな姿を観ることが出来た。
まずは【MORSE ーモールスー】。まさに1年前の今日に発表されたこの舞台はすごく大切で忘れられないものになった。オスカーはすごく繊細な12歳の男の子。やさしく、やわらかくしゃべるあの声を、親指でゆっくり唇をなぞる仕草を、上唇を尖らせてしゃくりあげて泣く姿を、列車に乗り・遠く・光を見据えるその目を、きっと一生忘れない。今でもオスカーに会いたいと思う。共演者の方との縁が続いているようでとても嬉しい。愛されるのは当たり前じゃない。座長を経験して、ぐっと逞しくなったと思う。全てを背負い、全てを語る背中がかっこいい。
【ジャニーズカウントダウン2015-2016】
ステージに上がれるようになって2年目。バクステ側で始まったPARTY MANIACS。もう本当にかっこよかったな〜〜…思い出して涙が出そう。他のグループのファンも大勢いる中、「魅せつける」って言葉がぴったりで。関西色強めなグループ、それだけじゃないんだよって周りに自慢したくなる強さを持つパフォーマンスだった。
【ジャニーズWEST コンサートツアー2016ラッキィィィィィィィ7】
前回のツアーから約半年。個々が成長して、グループに還元してのツアー。ユニット別の曲を作ったり見せ方に工夫を凝らしたり、グループとしての幅や可能性をますます感じさせてくれた。オーラスのトリプルアンコ前、ステージにひとりになった小瀧くんが客席を煽ったのがすごく印象的で忘れられない。ひとりなんだけど、ひとりじゃない。みんながきみのことをすきだ。
11月から4月までずっとステージに立ち続けたね。ステージに立つ姿が一番凛々しくてすきだ。広いステージに立つ姿がよく似合う。
【FINE BOYSレギュラーモデル】
突然発表されたそれにはビックリしたし、完璧なスタイルやビジュアルを生かすにはぴったりなお仕事だと思う。男性向けの雑誌だし、これで同性に向けての知名度も上がればいいな。嬉しい。カット数がどんどん増えていくことが。本人が興味があったお仕事が舞い込んできたことが。はやく表紙も飾って欲しい。いつかランウェイとか歩いて欲しい。
【世界一難しい恋】
待ちに待った連ドラ出演。嵐にしやがれの突然のシルエットクイズから公式発表までそわそわして、決まった時は本当に嬉しかった!毎回見せ場も作って頂けて、今まで小瀧くんを知らなかった層のひとも見て、知ってくれる。「のぞ兄」良かったね。番宣でバラエティもたくさん出れた。この時期、番組表でキーワード設定するとたくさん引っかかったのが嬉しかった。テレビで姿を見ることが出来るありがたさ、当たり前じゃない。
【嵐のワクワク学校】
今までで一番遠い距離から小瀧くんを見た。大きいはずの小瀧くんが小さく見えた。スタンド上段の最後列から防振双眼鏡を覗いた。フロートに乗る小瀧くんの背中を追う。小瀧くんが手を振るとその辺一帯が揺れる。ここまで来た。ここまで来てしまった。白のポロシャツではなくて、キラキラ輝くステージ衣装だったら。客席がペンライトを持っていたら。わたしが一番見たくて、一番見せたい景色。理想に一番近い光景に思わず視界がぼやけた。
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こんなに満たされているのに小瀧くんを応援しているときに生まれる気持ちには時にネガティブなものもある。悲しくて泣いたことも何度もある。正直ここ最近、気持ちが揺らいで区切りをつけようと思っていた。でもだめだった。もっともっと見ていたい。もっともっと広い世界に立つところを見たい。
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小瀧くんにとってこの19歳の1年はどんな年だったんだろうか。わたしの願望や想像も含んでいるけれど、お仕事の幅や交友関係や視野が更に広がった1年だったと思う。1年前のbayじゃないかでは
「そうですね、まあ、19でしょ。もう来年ハタチなわけですよ。だから、大人になったなあ、俺も。だから、20・ハタチ・成人を迎えるための1年間の準備をしたいなと。思いますね。(例えば?)わかりませんけど。」
(2015.7.25 bayじゃないか)
と話していて、例え、これを思いつきで話したとしても、十分に達成していて、これからどこまでも長く続く芸能界での生活への助走・準備期間にぴったりな1年だったのではないかな。それに、何度も言うけれど、自分の言葉で話してくれることが増えた。隠さない。いや、隠せないのかもしれないけど、その時の感情をインタビューやなにわぶ誌等、昔と比べてコミュニケーションツールが増えたからそう感じるのかもしれないけれど、その時の喜怒哀楽や感情がリアルに伝わってきてすごく嬉しい。共有出来るっていいよね。意思疎通が出来ているようで嬉しい。
いつだって駆け足だ。高い壁も階段もそのスラリと長い足でいとも簡単に駆け上がってしまう。もちろん悩み苦しい時もあるだろうけれど。生きる世界は違うけれど、その活躍ぶりはこちらを奮い立たせてくれる。負けられない。広い世界でなんて言ったけれど、願わくばもう一度松竹座で会いたい。あのときと同じ距離で、うちわに気づいてまたあの時みたいに、手を振ってくれないかな。なんて。
▼
「小瀧くんのどこがすきなの?」と聞かれたときに、「小瀧くんの一番の良いところはどこ?」と聞かれたときに、わたしが自信を持って答えられるのは「あたたかさ」。ふわって笑う笑顔からも、動きや仕草からも、言葉からも感じる。誰からも愛されて、誰とでも仲良くなれて、うらやましいくらいの愛嬌の良さは彼の一番の武器だ。愛されるのって簡単なことではない。誰かに愛されて、それを体いっぱい目一杯に感じて・受け入れて、それを相手に還元する力を持っている。時には相手のために流す涙もある。見てると、安心する。癒される。ホッとする。小瀧くんのお母さんが小瀧くんに「優しくて大きな男の人になってください」とメッセージを送っていたのはこういうことを指していたのかなとも考えたりする。
なんでも器用にこなすけど、不器用でもある。自分の気持ちに嘘がつけないのか、それが目や動きにわかりやすく出てしまう。人間らしくてとてもすきだ。
知ってるようで何も知らないけど、絶対に間違いないこの人柄をずっと信じていきたい。
小瀧くん、20歳のお誕生日おめでとう。生まれてきてくれてありがとう。すきになったその瞬間から、ずっといちばんのアイドルで、ずっといちばんのヒーローだよ。事務所に入ってくれて、夢を諦めずに走り続けてくれたこと、感謝してもしきれない。
わたしの夢は、小瀧くんに目が届く距離で手が届かないところにいってもらうこと。もっともっとたくさんの人に知ってもらって、もっともっとたくさんの人に愛されるような人になりますように。小瀧くんならきっと大丈夫。だって、「夢見ることができればそれを実現することができる」もんね。
今日1日、今年1年、これからの人生がより素晴らしいものになりますように。
小瀧くん、おめでとう。いつもありがとう。だいすきだよ。
世界一難しい恋
それは、突然始まったシルエットクイズ。
その日出かけていて「嵐にしやがれ」をリアルタイムで見ることができていなかったので、Twitterに溢れたシルエットとアー写の比較画像に、解析班の仕事の早さへの感動と本当であってほしいとただただ祈るばかりでした。
小瀧くん。初の連ドラ出演おつかれさまでした。ありがとうございました。
Jr.時代からも含め、メンバーや仲間たちに連ドラのお仕事が舞い込んでくる中、なかなかそのお仕事が来なくて、メンバーにお仕事が決まると嬉しいけど心の奥底で羨ましい・悔しいと思っていました。早く小瀧くんに連ドラの仕事が欲しかった。憧れでした。
確定したときは*1本当に嬉しくて、すらりと長い足は自慢だけど、足からパンする映像がもどかしくて、顔が映った瞬間、嬉しい悲鳴が止まらなかった。カラオケで見ていたので思う存分叫んだ!嬉しかった。
なにわぶ誌*2の「1番待ちに待っていたのは僕」「やっときた!!!笑」の言葉は間違いなく本音で本心だったろうし、待ち望んでいたことはいっしょで、まるで同じ方向を向いて歩いてきたように感じられたのがしあわせだった。本人がしあわせで嬉しいということがわたしは一番嬉しい。
今回、番宣もPRイベントもたくさん出演させてもらって、何より、嵐の大野くんのバーターだということが大きかったと思う。いままで小瀧くんのことを知らなかった方たちにも名前と存在を知ってもらえて、ジャニーズWESTが出てる番組中に「のぞ兄」ってTwitterで検索すると嵐のファンの方が感想をつぶやいていたことが何度もあってすごく嬉しかった。
周りでも大野くんが主演だからという理由からセカムズを見て「miちゃんがすきっていってた小瀧くんわかったよー、かっこいいね!」「あの子が小瀧くんっていうんだね、演技うまいね〜」「三浦うるさいけどいい役だね!おもしろいね!」っていってくれる人がかなり多くて「テレビに出る」っていうことのすごさと影響力を知った。今まで「何の番組出てるの?」って聞かれてもジャニーズWESTをすきな人じゃなきゃ見ていなさそうな番組ばかりだったからなかなか答えられなかったけど「セカムズ出てるよ、三浦くん役の子」って言ったらわかってくれた!
ワク学*3では「のぞ兄」「さとっちゃん」って呼び合うところも見ることが出来たし、ふるさとの出だしを2人で歌っているのはグッときた。歓声も一際すごかった気がする。(贔屓目かな。)
三浦家康というひとは、作中でも何度も言われていたけどなぜ鮫島ホテルズに入社出来たかわからないひと。敬語もまともに使えないしひとりだけうるさいし。でも、周りから愛されて気にかけられて、そういうところはすごく小瀧くんに似てるなって思った。主役ではないキャラクターに毎話見せ場になるシーンがあったこと、なかなか無いことだろうしすごくありがたいことだなって見るたびに強く感じた。
いままで演じた役の中で、家康くんがいちばん小瀧くん自身に近いのかなって思うけれど、小瀧くんはしない笑顔とか仕草があって、でもお辞儀の仕方は小瀧くんに通ずるものがあって、小瀧くんが家康くんを生かしてるんだと思うとなんだかこみ上げるものがあった。
撮影中のエピソードを聞くと、大野くんをはじめとして多くの共演者さんと親交を深めたみたいで、年の差を問わず・どなたとも仲良くなれるこの社交性は小瀧くんの持つ愛嬌からだし誇れるものだなと思った。本当にすごいよ、羨ましいくらいに。MORSEで共演した方も見ていてくれたのが嬉しかった。素敵なご縁が作品が終わったあともずっと続いてくれているの、嬉しい。
深夜に放送されていたメイキングでは監督から直々に演技指導を受けているところもあったり、大野くんにアドバイスを頂いたり、きっといろんな壁もあったと思う。でも、週の真ん中、水曜日22時。テレビを見ると小瀧くんが映っていて、癒されて、かっこよくて、かわいくて、あーまた頑張ろうって思えて最高な時間だった。
それにしても、テレビに出ること、当たり前じゃなかった。年に一回のin大阪が大切で、関西ローカルの数分のコーナーが大切で、前日に急に発表される関西ローカルの生放送のワイドショーが大切で、努力で掴み取った隔週のレギュラーが大切で、こっちでは本放送から半年以上遅れて放送される先輩の番組の中の数分間が大切だった。わたしは関東に住んでるから見られるものも限られてたし、友人にお願いしてLINEで何分割にもしてムービーを送ってもらったこともあった。こっちでも放送されるものは絶対に録画をして、同じものを何度も何度も大切に見た。事務所に所属してくれているという確認が出来る場でもあったし、ビジュアルの変化もそこでわかったりした。デビューしてからありがたいことにテレビ出演の回数もぐっと増えて、忘れていたこの感覚。毎週テレビを点ければそこにいる。ありがたいなあ。欲を言えばもっともっといろんな番組に出てほしい。ドラマもいつかは主演だってやってほしい。
小瀧くんが仕事を掴むたび、ありがたくて、嬉しくてファンでいて良かった!って思うけれど、その分もっと貪欲になっていく。まだまだやれるし、まだまだいける。もっといろんな姿を見ていきたい。
小瀧くん「世界一難しい恋」おつかれさまでした!またひとつ、すてきな夢をありがとうございました。
さあ、次はどんな姿が見れるかな。
同じ距離で輝いて 同じ夢を見て(for now and foreverをすきな理由)
ちなみに台風n Dreamerは重岡くんが不在*2だったので、重岡くんのソロパートは
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いちばんキツかったのは『台風n Dreamer』ですね。少年院から出た役で、自分では意識していなかったけど、普段からなんだかやさぐれていたんですよ。小さな電球をひとつ点けた暗い部屋で、ひとりでご飯を食べて、ずっと絢香さんの「おかえり」を聴いてましたから(笑)。役に入り込み過ぎたというか、人ともあまり話さなくなってしまって…あんなふうになったのは初めてでした。
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BGMと音で振り返る「MORSE-モールス-」
先日、MORSE東京千穐楽公演ぶりにグローブ座に足を踏み入れたら、あの時の気持ちが溢れて止まらなくなりiTunesに入っている自作した【プレイリスト:MORSE】を再生しました。BGMや音と一緒に舞台「MORSE-モールス-」を振り返ってみたいと思います。
<フクロウの鳴き声・吹き付ける風の音>
開演前の会場内に流れていた音。とにかく、静かだった。開演前にグローブ座のお姉さんが「本舞台は大変静かな舞台となっております。」って言っていたのがすごく印象に残ってる。
<電車の走行音>
日常で一番よく耳にする音。グローブ座を出て新大久保駅方面に向かうのに、わたしはいつも商店街側に行くのではなく左に曲がり高架下を通っていくのですがこの高架下で聞く音が一番MORSEを思い出す。グローブ座に近いし、いろいろと思い出すからそう感じるだけかもしれない。
<Oscar in Love>
オスカーが上半身裸、パンツ一枚でモールス信号を叩いたあと、ヒステリックなママはオスカーを探し叫ぶ。頭を抱え蹲るオスカー。一瞬の暗転とカミテから出てくるホーカン、そして木の箱に入ったエリ。ここでこのOscar in Loveが流れはじめる。開幕したころはホーカンがエリの腕をガシッと掴みゆっくり歩いていったのだけれど、中盤からゆっくり手を差し伸べて、それにエリが添えて目で何かを合図してから歩いていくようになった。それから、まだこの小さなブラッケベリという町で何が起こるかなんて知らずに雪で遊ぶ少年2人と家路を急ぐ男性、ドラムスティックでリズムを取りながら歩くロッカー風の男。Oscar in Loveを聞くと最初のこの光景が思い浮ぶ。
<ロッカールームの電気が付く音>
スイッチを押してから部屋が明るくなるまでに時間がかかるのであろう、ブオーーーンっていう音。オスカーはカミテから辺りを伺いながらも、何かを気にするように、急いで出てくるけれど、やっぱりヨンニとミッケに見つかってしまった。慌ててロッカーの中にに逃げ込んだけれど、これもまた見つかって強く叩きつけられてしまう。
<お菓子屋さんのベル>
入るとチリンチリンと鳴るベル。無精髭を生やして、眠そうにレジに立つおじさん。やわらかくしゃべる。オスカーのことを気にかけてくれる。
「おい、坊主。……夜道には気をつけな。」
「うん、気をつけるよ。」
<時計の音>
主に時計の音が鳴っているのはオスカーとママとのシーン。最初はゆっくり刻まれていくその音が、最後のシーンでは強くまるで全力疾走したあとの止まない・言うことの聞かない鼓動のように鳴り響く。オスカーを取り巻く環境の急激な変化や、オスカーの考え・成長、タイムリミットを表すかのように。
<...And Then You Wake Up>
エリにモールス信号を教えたオスカー。オスカーの家とエリの家の距離は壁一枚。ふたりは信号で会話をする。
「エリ」「オスカー」「そと」「いまいく」
外で待ち合わせをしたオスカーとエリが、お互いを見つけて、光が一本、ふたりを結びつけるのがとてもとてもすきだった。エリがオスカーをリードして木の間をくぐりぬけたり、走り抜けるんだけど、一瞬オスカーがエリを見失って。後ろからエリがオスカーの肩を叩いていたずらっぽく笑うのと、安心した顔するオスカー。戸惑いながら左手を伸ばしてエリと手をつなぐ。甘酸っぱくてすごくすごく不器用で。すきだった。
<Adagio in D Minor>
硝酸をかけてホーカンが自殺しようとするところを目の当たりにしてしまい、ベッドの上、三角座りをして苦しむオスカー。「今日イヤなものを見たんだ。その時思ったんだ。君がそばにいてくれたらって。エリ、僕と付き合ってくれる?」オスカーにとって付き合うとは「僕といっしょにいてくれるかってことだよ。」特別なこともしない。男でも女でも大人でも子供でもない・何者でもない・自分は自分でしかない、そんなエリと付き合えることになったオスカー。ひとつのベッドの中、ふたりは眠ろうとする。
「オスカー今日は臭う?」
「どうでもいいよ、きみのにおいがする。」
「、うん。」 → <Oscar in Love>
一幕おわり。
<Adagio in D Minor>
二幕のはじまり。ホーカンが入院する病院にくるエリ。いつかは死が訪れる人間と一生それが訪れない「アレ」。二人の別れ。
<The Arrival>
くすんだ赤を全身に身に纏ったママが出かけていく。寒そうに手をこすりながら、オスカーがいるはずの家を見上げて。オスカーはフェルトで出来た手作りの王冠を被り、グレーのブランケットをマントのように体に巻き付け、ママの様子を伺いながら出てくる。剣と称したナイフを持って。
「僕はナイトなんだ」
「そのナイトは暴力がきらい?」
「うん、そして君は僕のガールフレンドだ!…ガールフレンドでいい?」
「いいよ。」
「いや違う、美しき乙女だ!…乙女でいい?」
「もうお姫様でもなんでもいいよ。」
<La Mer>
エリの家に訪れたオスカー。突然「踊ってくれる?」と誘われて、エリが流したレコードの曲が<La Mer>。
「この曲すき?」
「うん、どんな曲なの?」
「素敵なことを歌う」
不器用に踊るオスカーがすごくかわいい。そしてふたりが初めてキスする。最後、エリが眠る木の箱に寄りかかって指で唇をゆっくりなぞるオスカーがたまらなく愛しい。
<Von>
「オスカー、約束して。光を入れて、正しい世界を生きる。」
オスカーとエリのお別れのときの曲。目の前が真っ暗になったオスカー。涙をぼろぼろと流して左手で右腕を擦り、やがて両腕を摩りながら歩く。寒い。孤独。突然明るいが光が差してオスカーの目の前に光を灯すけれど、ママもパパもエリもお菓子屋のおじさんも、みんなみんないなくなってしまったのを改めて痛感させるだけだった。
<プールに水が溜まる音>
大きな水槽に水がどんどん溜まっていく。なんて表現すればいいのか、わたしはあの一か月この音が怖くて仕方なかった。結末はわかっているのにオスカーが助からないんじゃないかって怖くて怖くて。いじめっこにも挨拶を欠かさないオスカー。プールに入る前のオスカーの顔とか、入ってからの何かを覚悟したような顔とか、怖くて仕方なかった。苦しかった、ほんとうに、おつかれさま。
<La Mer>
オスカーをエリが助けにきてくれたときに流れるもうひとつの<La Mer>。カテコのあとに会場に流れるのもこちらのほう。
「来てくれてありがとう。」
「入れてくれてありがとう。」
<Then We Are Together>
エリがタオルを差し出して背伸びをして頭をわしゃわしゃ拭いてあげるのがすごくすきだった。オスカーは服のにおいを嗅いでいたけどどんなにおいがしたんだろう。ゆっくり、エリはまた木の箱に入って、ふたりは列車に乗って旅立っていく。誰も知らない次の町へ。ふたりしか知らない覚悟を持って。
ああ、MORSE、また観たいなあ。薄れていく記憶をどうにかして、少しでも残しておきたくて。当時の雑誌とこの音たちは大切な宝物だよ。「バイバイ」したけど、これからも時々思い返すことを、許してね。